「30円に詰まったストーリー」
みなさんこんにちは。
大学生時代の4年間
神戸~京都の通学を経験しました
1,2回生は、朝一番から始まる授業も多く
07:14発の新快速に乗車し大学に向かいました
この電車に乗るために
起床時間は05:30
学校に到着するのが
08:30前後
起床後から既に3時間という時間が経過し
またラッシュ時間での通学で
エネルギーを消費済
そうなると自分の身体からは、、、
今日は私も大学時代お世話になった
あるお菓子の知られざる?ストーリーを紹介いたします。
今では全国区、もしくはワールドワイドな
チョコレート菓子になった
“ブラックサンダー”
ココアクッキーとプレーンビスケットだけでなく
「苦労」
も詰まったお菓子なんです
目次
● 販売不振で生産終了の過去がある
ブラックサンダーが誕生したのは
1994年
当時TVCMや大々的な広告宣伝に費やすほどの
余力はなく
マンパワーで全国各地に営業に行き売り込みへ
しかし当時、別商品のチョコナッツスリーという
“20円”
の商品が同社内にあり
“30円”
のブラックサンダーはあまり受け入れられず
そして僅か1年で生産終了してしまいます
しかし、、、ここから
“キラーコンテンツ” へとのし上がる
サクセスストーリーが始まります!
● 『生協の白石さん』『オリンピック選手』
生産終了後、九州地区の一部では人気があり
復活を望む声があり
お客さまの声を反映させたい!
と担当営業マンが会社へ直談判
エリア限定で再販が決定
そこから口コミが広がり、2000年代には
大学生協で多く販売され人気沸騰!
更に、、、
ベストセラー本『生協の白石さん』の
元であるブログで紹介され
年間販売個数 2000万個を突破する
ヒット商品へ!
これだけでは終わらず
とある競技のオリンピック選手が
「試合会場に持ち込むほど大好物 」
としてメディアなどで大々的に取り上げられ
品切れになるほど。
まさに九死に一生の状態からスターに!
こんなストーリーは
なかなかありません!!!
● そして海外進出
2011年より台湾への輸出を開始し
国内のコンビニで販売をスタート
そして3年後の2014年に
わざわざ日本へ来て買い占めるほどの
大ヒット!
今ではひそかに、、、
“日本の国民食”
の立ち位置を狙っているそうです。
これだけのパワーがあれば
叶わない夢ではないでしょうね。
この “ブラックサンダー” に
私もお世話になりました
大学に到着した際には
「ぐぅ」とお腹が鳴ります。笑
今では、低GI食品と大々的に謳っている
商品は増えましたが
当時そんな知識もなければ余裕もない。笑
(眠くなるならないは気にせず。)
「30円で美味しくてボリューム感がある!」
を求めてほぼ毎日大学生協で購入し
1限が始まる前にいただいていました
このような
「ストーリー」があることで
お客さまが
その商品やサービスを
購入する動機となります
そしてその「ストーリー」は
物事の筋が通っていることに加えて
「消費者ニーズに合っている」
ということも含みます
いくら話として筋が通っていたとしても
消費者ニーズに対応できなければ
「ストーリー」は機能しません
今回のブラックサンダーは
「消費者ニーズに合った」
だけでなく
確信が持てるまでやり抜く
「トライアンドエラー」
を含んだ「ストーリー」です
“透明資産” も
この「ストーリー」が土台です
本当に”透明資産”で
あるかの評価はここから始まります
ブラックサンダーとウイスキーも
意外と合いますよ!
-山田 貴史
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