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COLUMNコラム

開店は取材の閉店!?

こんにちは、ホスピタソンメディアプロデユーサーの杉本です。
今日は新業態や新店オープンの時に陥りやすいリリースの「タイミング」の失敗例と対策をご紹介します。
新たな業態や1店舗目の新規オープンなどの際には、やはりスタートダッシュにマスメディアの情報発信力はまだまだ抜群です。
まさに暗闇に打ち上げ花火。「ここで、こんなんやっています!」と世間の人々に気づかすことも、場所や中身を知らせることにもたけています。
そんな新規開業の際のプレスリリースで陥りやすいのはオープン1週間前などに、プレオープン・メディア公開の日時の案内をするパターンです。
「えっ?それって正攻法なお知らせじゃないの?」
と思われるかもしれません。たしかに、失敗は言い過ぎかもしれませんが「かなりもったいない」です。
ひとつのお店がオープンするには、立ち上げから「いらっしゃいませ!」と一人目のお客様を迎えるその瞬間まで、数えきれない努力や苦労、人の喜怒哀楽の詰まった様々なトラブルや人間模様があるはずです。
場合によっては、ちょっとした映画やドラマよりも興味深く見ていられるドキュメントの題材になるかもしれません。
「想像していた内装とぜんぜん違う!やり直し!!」
「海外から取り寄せたこだわりの調度品がオープン前日に届かない!」
「店の幹部候補のスタッフが開店2日前に失踪?!」
「みんなへとへと…開店準備がまったく間に合わない!」
「オーナーと店長、大げんか!大ピンチ!!」
などなど。
必ず色んな人間ドラマが展開しているはずです。これを撮ってもらわないのはもったいなくないですか?
「どこそこに、こんなお店がオープンしましたー」
と数分で終わってしまうよりも、
「とあるお店のオープンまで密着しました」
と数カ月に渡って苦労を密着してもらう方が格段に放送時間も増えますし、中身も濃くなり、視聴者がお店のファンになるきっかけになるかもしれません。
この手の取材をうけると、たしかに恥さらしな部分もさらけ出さないといけないかもしれません。
でも、テレビ屋は悲惨な状態で終わらすことはしません。
何か解決の方向に向かい、最後は「無事にオープン」とハッピーエンドでスタジオにVTRの最後を渡さないと、コメンテーターもコメントに苦労しますよね?
深夜にやっている社会の闇をつつくようなドキュメントでない限り、とんでもない終わり方はしません。
なので、これからお店や新業態をオープンする!というあなたへ
お店ができあがってオープンするのは、テレビの取材にとってはゴール。
つまり閉店ガラガラのタイミングであると頭に叩き込んで、極端な話、構想会議から取材に入ってもらうくらいのつもりで、早めのリリースをまいてみてください。
(実際にはお店の内装ができあがり、研修スタート~オープンまで…や、ひとりオーナー・店長ではじめての独立開業であれば土地選びからでもよいくらいです)
自分のお店を舞台に、開店までの“ストーリー=物語”を撮ってもらうチャンスはそうありません。
新規オープンのチャンスを最大限活用してみてくださいね。
ー杉本
 

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