『透明資産』経営のススメLINEスタンプの作り方②

中小飲食店舖での「LINEスタンプ」の活用方法として、
販売して収益を得るというよりも「販促ツールとして」
ぜひ利用してほしいと考えます。
よりお客様とのコミュニケーションを深め、たくさんの
ファンづくりに活かしてください。
前回の「スタンプの準備~キャラクターづくり」に続く
「スタンプのイラスト~申請」のポイントです。
1.スタンプをイラストに起こす
LINEスタンプは「セリフとイラスト」で作られます。
これまでに考えたキャラクターにセリフを合わせて
まずはラフに書いていきましょう。紙とペンでもいいですし、ペンタブを使ってパソコンで
作成しても構いませんので、いろんな表情で書き出してみます。
○イラストの向き
LINEの画面への表示ですが、自分のトーク・スタンプが「右」
相手のトーク・スタンプが「左」です。動きのあるキャラクターに
したい場合はイラストの向きを考えてみましょう。
○イラストとセリフのバランス
セリフをどのくらいの大きさで、どのくらいの長さで入れるか?
キャラクターとのバランスを考えます。
セリフとキャラクター、どちらにインパクトを持たせるかで
印象も変わります。
○できたらバランスを見る
40個のキャラクターが書けたら実際に並べてみましょう。
意外と似ているイラストが多かったりするので、
バランスよく配置したり、イラストを差し替えたりしてみます。
キャラクターを複数登場させる場合は、まんべんなく
描かれているかなどもチェックしましょう。
○制作途中で送ってみる。
イラストのラフができあがったら、一度、友だちに
送ってみましょう。
そうすることでイメージがつかめ、
さらに改良、改善につながります。
このようにラフなイラストができたら、
実際にイラストとして起こしていきましょう。
(紙にかいたものはスキャンしてパソコンに取込みます)
輪郭を整える・・・キャラクターのアウトラインは
しっかり太めにする。
色を塗る・・・・・できるだけ「3色以上」使う。
シンプルすぎると、審査が通りにくい傾向に
あるので、カラフルに仕上がる。
セリフを入れる・・イラストとのバランスを見て、フォントや
サイズを調整。
チェックする・・・画面を一度小さくして全体バランスを
必ずチェック。
最後に背景を「透過処理」することを
忘れないように。

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2.イラストのサイズ・種類・最終チェック
イラストが完成したら、サイズの調整です。
ここでもLINEのガイドラインに沿って、調整していきます。
○形式の設定
LINEスタンプの基本。
画像形式・・・・・PIG形式
解像度・・・・・・72dpi以上
カラーモード・・・RGB
○ピクセル数は「必ず偶数で統一」
変更する場合は必ず、どちらも偶数にしてします。
(奇数は処理後、画像がにじんでしまう可能性があります)
○最大サイズW370×H320ピクセル
このサイズ内であれば、申請できるのですが、
スタンプはより大きく見せた方がLINEのトーク画面上
わかりやすいです。
最大サイズが理想ですが、横長のイラストであれば、
Wを最大値370ピクセルにしてHで調整することをおススメします。
注意するのはこのサイズは「余白を含んだサイズ」です。
トリミング作業も丁寧に行ってください。
○余白は必ず入れる
ガイドライン上、「トリミングされた画像とコンテンツの
間にはある程度の余白が必要」と表記されていますので、
上下左右にそれぞれ10ピクセルとりましょう。
例えば、W370×H320ピクセルのスタンプであれば、
W350×H300ピクセル内にイラストを収めることになります。
○サイズは揃える
40個のスタンプにバラつきがない方が、ユーザーが
より使いやすいスタンプになりますので、
できるだけサイズは統一しましょう。
スタンプが揃ったら、次に「メイン画像とタブ画像」を
作成しましょう。
【メイン画像】
スタンプショップの画面でサムネイル表示される
いわば「看板」です。
スタンプセットの内容が一目でわかる画像や目立つ画像を
使いましょう。
その際、スタンプセットの中から選んでも、新たに作成しても
どちらでも構いません。
セットの画像でセリフを置き換えるなど、
よりインパクトのある一枚を選んでください。
メイン画像サイズ・・・W240×H240ピクセル
【タブ画像】
LINE上で使う時に表示される画像で「アイコン」的な役割です。
表示サイズが小さいので、
できるだけわかりやすい画像にしましょう。
キャラクターの顔の部分の抜き出しや新たにタブ用の
イラストを描いたりするのもおススメです。
タブ画像サイズ・・・W96×H74ピクセル
全てのスタンプが出揃ったら、最終チェックです。
形式・・・・・IG形式・解像度72dpi以上・カラーモードRGB
サイズ・・・・すべて「W370×H320ピクセル」以内に収める。
上下左右の余白はそれぞれ10ピクセル
誤字脱字・・・スタンプ内の誤字脱字がないかチェック。
制限文字数に収まっているか、全角・
半角チェックも合わせて確認。
背景処理・・・実はリジェクト(不合格)が一番多い原因。
漏れのないよう注意!
参考サイト:
「スタンパーズ」 http://www.stampers.me/
こちらの「LINEクリエーターズスタンプ
シミュレーション」のコンテンツで
画面イメージの確認や透過チェックが可能。
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3.スタンプの登録いろいろ
【スタンプのタイトルと説明文を登録】
○タイトルの登録可能文字数は40文字以内です。
ただし、長すぎるタイトルはショップでの表示を
省略されてしまいますので、名前やアピールしたい
ポイントは冒頭から入力しましょう。
○説明文では、キャラクターの説明やどんなシーンで
使ってほしいかなどのスタンプの利用方法が分かる
内容にしましょう。
スタンプの内容と合わない、短すぎるなどの文章も
リジェクト対象となります。また告知文、URLの
貼り付けは禁止されています。
説明文に「かわいい」「癒し」など、検索されやすい
ワードを入れておくのもポイントです。
○日本語と英語のタイトル・説明文が必要です。
英語バージョンもあらかじめ用意しておき、
綴り間違いや誤字脱字に注意です。
○クリエイター名を決める
こちらも日本語と英語の登録が必要です。
あらかじめ考えておきましょう。
会社・店舗で販売する場合は、その名前を登録できます。
【LINEにスタンプを登録】
○タイトル・説明文の確認
誤字脱字など、再度チェックします。
また日本語、英語以外の言語を追加したい時は
この画面で行います。
○販売者情報と販売エリアの入力
コピーライト・・・著作権が自分や自店にない既存の
キャラクターなどの場合を除いて、
個人名やブランド名を登録します。
販売エリアは特定せずに登録も可。
○オプション入力
作品が確認できるような自社・自店のホームページや
ブログなどWebサイトがある場合はそのURLを入力
しておきます。
(審査の時間が短縮できます)
キャラクターの二次使用などは「ライセンス証明書」が
必要になります。
○スタンプ画像の登録
一点ずつ、もしくはzipファイルでの一括登録もできます。
【スタンプの登録後】
申請 → スタンプID付与 → 審査待ち → 審査中
→ メールにて通知
○承認された場合
→ 販売可能 → リリース
○リジェクトされた場合
→ メール内のリンク、もしくはスタンプ管理画面
→ メッセージセンターにアクセス
→ ガイドラインに違反したスタンプの確認
→ 再審査リクエスト
以上が、スタンプの登録・販売までの流れです。

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この記事はWEBホスピタソンの「飲食店LINE@サポートチーム」のスタッフが書いています。
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