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COLUMNコラム

透明資産マーケティング/ローラースケートカフェ

かつてアメリカのニューヨークに「ローラースケートカフェ」という伝説のお店がありました。

スタッフは皆ローラースケートを履いており、ホールを滑りながら接客します。

ちょうど日本では光GENJIが人気を博していた頃です。ローラースケートは当時、最先端のファション。何度目かのブームを迎えていました。

ローラースケートカフェはなぜ伝説となっているのか。働いているスタッフが次々とショービジネスの世界へとデビューしていったからです。

このお店の時給は最低レベル。でも、求人しなくても、「働きたい」と応募が殺到していました。

「ここで働ければ、デューのチャンスが早くつかめるかもしれない」

応募者は皆そう思っていました。
将来スターになるかもしれないスタッフが働いているお店。店員目当てのお客様やスカウトマンもたくさんやってきました。

「ローラースケートカフェ」は宣伝費をほとんどかけずに繁盛店になりました。

当時SNSなんてものはもちろんありません。インターネット自体、まったく普及していな時代です。

そんな時代に、SNS時代そのものの発想ができたことには舌を巻かずにいられません。『ゼロコスト戦略(ゼロセン)』の先駆的存在とも言えます。

「あのお店で働きたい」

と多くの人に思ってもらえるような魅力を作る。その上で魅力をしっかり発信することが大事。SNSはごまかしの利かないツールなのです。

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