動画初心者でも大丈夫!飲食店におすすめの動画編集ソフト
前回、冒頭の動画元年というお話をはじめ、
だれでも簡単に動画編集ができる定番の動画編集ソフト、
「Windowsムービーメーカー」の機能について
ご紹介いたしました。
本日は、その他にも簡単に動画を編集できる
無料のソフトをご紹介したいと思います。
それぞれのソフトには特徴があるので、
動画編集なんてやったことがない!という
飲食店オーナー様も、(もちろんそれ以外の方も)
ご自身に合ったものを見つけて
ぜひ、動画にチャレンジしてみてください。
目次
1. AviUtl
3. Avidemux
4. LinghtWorks
1.AviUtl
動画編集フリーソフトです。
(AVIファイルとは、
Audio Video Interleave(オーディオ ビデオ インターリーブ)、
動画用ファイルフォーマットの種類でる。)
日本語ではエーブイアイユーティルと呼ばれるこのソフトは、
無料にもかかわらず、有料ソフトに勝ってしまうくらいの
良いソフトで、大勢の方々に愛用されています。
この高機能且つ使いやすい動画編集ソフトによって、
余分な映像のカットや、ノイズの除去、
色調の補正なども簡単に行うことができます。
ほかにも、AVIファイルの連結機能で、
手軽にAVIファイルの結合が行えるうえに、
プラグインの導入で機能拡張ができ、動画の編集完了後には
MP4、FLV、AVIといった動画ファイル形式で出力することが可能です。
簡単な動画編集や各種「codec」を使って
動画を圧縮しながら出力することも出来るので、
容量を軽くすることができるという点も優れもの。
また、驚くべき事に、なんとこのソフトの
開発者は一般人!
KENさんという方が独自に開発されたそうです。
AviUltのメリットとしては、
以下のようなポイントがあります。
・無料
~なんといってもこのような
高スペックのソフトを無料で使用できる
ということは一番のメリットではないでしょうか。
・基本的な動作が軽い
~有料動画編集ソフトといえば、
基本的に全てとても重いのです。
ですが、このソフトは
Windows95時代から開発されてきただけあって、
低スペックなPCでもとてもスムーズな動作が叶います。
・インターフェイスが単純明快
~とてもシンプルな作りとなっていますので、
基本的な動画編集知識さえあれば割と直感で扱えます。
・トラブルシューティングが簡単
~1997年に開発されたので歴史のあるソフト。
また、コアなファンもとても多いので
使い方がわからない時や、困ったことがあった時に
インターネット上ですぐに解決することが可能です。
・いくらでも機能を拡張することが可能
~プラグイン次第でどんなファイル形式も読み込めますし、
どんなファイル形式でも出力出来るのも魅力。
このように、無料とは思えないほどの
メリットが沢山あります。
では、このAviUtlで出来ることを
ざっとご紹介いたしますと…
・テキスト / 画像 / 図形 / 動画等の合成
・モザイク / 発光 / 振動 / ラスター / 色ずれ / シーンチェンジ等のフィルタ
・雨、砂嵐、などの効果挿入がワンクリック
・不要な場面のカット、動画と動画の連結
・動画の音声入れ替え
・キャプション設定
・サイズ変換
・動画容量の変更
・無劣化編集
・画像・動画の背景透過
・ノイズ除去、シャープ、ぼかし等の各種効果入れ
・文字のエフェクト、モーション入れ・テロップ
・ビジュアライザー風のエフェクト
などなど…
つまり、動画編集におけるほとんどのことは、
全部このソフトで賄うことが出来るといっても
過言ではありません。
2.VirtualDubMod
はじめの項目でご紹介したAviUtlが
かなり高スペックではありますが、
ほかにもまだまだ使える無料ソフトは沢山あります!
こちらの項目では「VirtualDubMod」という
ソフトをご紹介したいと思います。
こちらのソフトも非常に高機能。
AVIに関してはなんでも出来ると言っていいほど
優れた動画編集ソフトなのです。
ただし注意しなければいけないのが、
AVIでしか出力できないという点。
それ以外の動画形式で出力する事は出来ません。
また、海外のソフトなので日本語パッチで
日本語化する必要がありますが、
フィルター類の設定等は日本語化出来ないので、
初めて使う時は戸惑うかもしれません。
ですが、慣れてしまえば非常に使いやすいソフトです。
日本語化もVirtualDubMod本体をダウンロード・解凍後、
日本語化パッチをVirtualDubModの
フォルダに移して実行するだけととても簡単な作業です。
歴史のある古いソフトにはなりますが、
シンプルかつ高機能で扱いやすいのが嬉しい点。
このソフトを使ってできることといえば、
・主にAVI形式で動画を出力する
(omg、mkvでも出力できるますがが、
字幕をつけたり、複数のトラックを乗せたり、
チャプターを付けたりする事が出来なくなっています)
・動画を再圧縮せずにフレームレートの変更や音声付けが可能
・無変換の素通しエンコードが可能
・同条件で保存された動画の結合が簡単
・AVIコーデックのさまざまな圧縮形式に変換が可能
・動画のサイズ変更がとても綺麗
・フィルターが多数揃っており、加工が簡単に可能
などが挙げられます。
また中でも、このVirtualDubModの
特筆すべき優れた点としては、
・画像サイズ変更の美しさと手軽さ
・フレームレート変更の自由度と手軽さ
・フレーム間引きの手軽さ
・モーションブラーや、スムージングをかける際の手軽さ
・シンプルなカット編集機能
などではないでしょうか。
出力はAVI形式のみで良いのであれば、
前述のAviUtlと似たような機能を持ち、
さらにそのAviUtlよりもシンプルに操作できるので
そういった方におすすめのソフトになっています。
3.Avidemux
こちらのソフトも一般的な動画フォーマットには大体対応しており、
動画の連結・カット・クロップ・フィルタなど
多様な編集ができるものになります。
メリットとしては、やはり無料であることと、
先程も述べましたが、対応する動画フォーマットの
種類が沢山あることが挙げられます。
出力においてはAVIやMP4などといった
一般的なフォーマットのほかにも、
MKV、MPG、MPEG-TSやFLVなどにも対応しています。
便宜さと処理速度を重視し設計されているので、
操作をする際のストレスはかなり軽減されます。
このAvidemuxできることは、
一言で「動画ファイルの編集作業やエンコードが行える」、
具体的には、
・動画の無劣化編集
・フォーマット変換
(mp3、AVI、mpeg(MPEG-1 / 2 / TS )、VOB、ASF、movなど)
・テレビ番組のCMカット
・単純な編集作業に最適
・アップスケーリング
・クロップ
・動画容量の軽減
・インターレース解除
・ノイズ低減などのフィルタをかける
などなどがあります…
用途としては、
・動画配信サイトに投稿するために動画ファイルを適合させる
・TVを録画した動画中のCM等、不要な箇所をカットする
・動画ファイルに含まれる音声ファイルのみを抽出する
・携帯機器で視聴できる動画にエンコードできる
・2つの動画ファイルを結合して、1つのファイルにまとめられる
特に、テレビ番組のCMカットなど単純な編集作業に適していて、
操作性もとてもシンプルなので、初心者や家庭用に
動画を編集するのにはおすすめのソフトとなっています。
Avidemuxはオープンソースで設計されている事や、
プラットホームが広い事、比較的簡単に操作でき
サポート形式が豊富であるという3点の理由からも、
アマチュアには大変便利なツールと言えるでしょう。
ただ、デメリットも数点あり、
・DVD書き込みには対応していない点
・動画フォーマットから音声だけを分離する際、
一旦音声データとして保存する一手間がかかる点
が挙げられます。
4.LinghtWorks
LightWorksは、フリーの動画編集ソフトです。
元はプロ向けの有料ソフトでしたが、
現在は会員登録すれば無料で使えるようになっています。
プロ向けソフトなので、
正直、あまり初心者向きとはいえません。
しかし、慣れてしまえば無料で
高スペックの動画編集ソフトが使えるのは魅力的といえるでしょう。
中級~上級者向けではありますが、試してみる価値はあります。
また、他の無料ソフトで動画編集に慣れてみて、
こちらのLightWorksに移行するという手もありますね。
では、このLightWorksでは、
各種ビデオカメラからのキャプチャや
ハードディスク上に保存されているビデオ、
オーディオ、画像などのメディアファイルを追加し、
トリミングやエフェクトなど豊富な機能を使用し、
プロ並みの動画を作成することができるのです。
先程も述べましたが、
「Lightworks」のダウンロードには、
まずは開発者サイトでメンバー登録(無料)をする必要があります。
(メンバー登録後、ログインした状態でのみ、
ダウンロードが可能となります。)
主に可能な事と言えば、以下のような点が挙げられます。
・詳細な動画出力設定
・タイムライン画面によるマルチメディアミックス編集機能
・豊富なトリミング機能とエフェクト
・サードパーティ製プラグインのサポート
・タイムラインへ直接追加できるナレーションのボイスオーバー機能
・リアルタイムオーディオフェーダー
・リアルタイムオーディオフィルター&エフェクト
・マルチ編集画面(Room)機能による編集作業の向上
・バッチ出力
・各種出入力デバイスのサポート
などなど…
ツール自体の画面は一見シンプルですが
機能がかなり豊富で設定項目も多岐に渡るため、
使いこなすには多少慣れが必要かもしれません。
しかし、これだけの機能を持ちながらも、
極力マウス操作やキーボードショートカットで
直感的な編集を実現している点はとても親切。
英語ということですこしハードルが高く
感じられるかもしれませんが、
慣れてしまうと気になりません。
一度試す価値のあるソフトであると言えるでしょう。
5.Windows movie maker
あとは定番、前回の記事で詳しくお伝えした
Windowsムービーメーカー。
Windowsムービーメーカーは
マイクロソフトがフリーで配布している
windows用の動画編集ソフトです。
コツさえ覚えれば、初心者でも簡単に使いこなせ、
ビデオカメラで撮影した動画はもちろん、
iPhoneやアンドロイドなどスマートフォンで撮った
手軽なムービーもパソコンで編集することができるのです。
無料ということもあり、
シンプルな仕様となっていますが、
基本的な機能はすべて揃っていると言っても問題ないでしょう。
できる機能をざっと説明すると以下のとおり。
・写真や動画を繋ぎ合わせて「無料」「簡単」に
オリジナルのムービーを作ることが出来る
・字幕を作ることが出来る
・BGMを追加することが出来る
・実際に動画への書き出しも出来る
他にもまだまだ沢山。
とにかくビギナーに優しいツールとなっているので、
簡単な動画だけで十分という方や、
まずは動画編集がどういうものかを知りたいという方は
このWindowsムービーメーカーから
始めてみるのもいいかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
少し専門用語がおおく、
難しかったかもしれませんが、
どれも慣れてしまえばとても簡単に
動画を編集することが可能です。
普段からPCになれていないという
飲食店のオーナー様も、
新しい趣味を始めるくらいの感覚で、
まずは手軽なものから始めてみては
いかがでしょうか?
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この記事はWEBホスピタソンの「飲食店動画サポートチーム」のスタッフが書いています。
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