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これがわかれば簡単!飲食店Facebookに「いいね!」を押す心理とは?

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「SNS疲れ」という言葉を聞くようになって久しいとはいえ、
それでもまだまだFacebook人気は衰えていませんね。

その人気の秘密は、TwitterやLINEなど
比較的クローズドな媒体に比べ、
「いいね!」によるリアクションが容易であるため
ユーザー間のコミュニケーションが
可視化しやすいところにあるのではないでしょうか?

Twitterのように、著名人にRT(リツイート)されて
情報が一気に拡散したり、フォロワーの数が急激に
増えるといったことはないにしろ、
互いに気安く「いいね!」を押せる雰囲気が
自身の承認欲求を満たせる場として定着しているように思えます。
(実際に、Twitterでつぶやくレベルの
ささいなつぶやきでも、Facebookとなると
他のユーザーからの反応が伺えますよね。)

そんな「いいね!」ですが、
人々は一体どのような心理で
「いいね!」ボタンを押すのでしょうか?

ご自身の投稿やFacebookページに「いいね!」を
集めるためにも、ぜひ知っておいてほしい心理と
それを活かしたテクニックをお伝えしようと思います。

目次

1. 「いいね!」と脳の面白い関係

2. 一般的な「いいね!」のセオリー

3. なぜ「いいね!」を押すのか

4. 「いいね!」に隠された本音

5. Facebookページへの「いいね!」の心理

1.「いいね!」と脳の面白い関係

まず、前置きとして一つ
面白い研究結果をご紹介いたします。Facebookと脳の関係を調べた
面白い研究結果です。人間の脳には、ご褒美や報酬、快感、恐怖などに
重要な役割を果たす前脳にある側坐核(そくざかく)という
神経細胞の集団があります。日常的には、おいしい料理を食べた時や
社会的に認められて充実感を味わえた時、
生理的な満足感を得られた時に強く反応する部分です。皆様は「やる気スイッチ」という言葉を
耳にしたことはありませんか?やる気スイッチがオンになっている状態とは、
いわゆるこの側坐核が刺激され、ドーパミンという
やる気ホルモンが出ている状態のことなのです。そして、なんとこの側坐核は、
「いいね!」などFacebookのポジティブ反応に
強く刺激されることが分かったのです。つまり、Facebookから得られる満足感は
やる気スイッチ、人の快楽に深く影響するということが
お分かりいただけると思います。

(ただし、影響が強いので依存性があるとして
注意されているのも事実です。
これがSNS疲れの引き金になってしまったり…)

現在、世界中で12億人もの人々が、
日常的に使っていると言われています。

そして、その50%以上が
一日に一回は友達の投稿に「いいね!」をし、
30%が複数回「いいね!」をしているというデータもあります。
人々がいかに、「いいね!」に対して
高い関心を持っているかがわかると思います。

つまり、この「いいね!」がもたらす
心理的な効果をうまく知り、活用しない手はないのです。

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2.一般的な「いいね!」のセオリー

さて、突然ですが
プライベートでFacebookを使用する時のことを
思い浮かべてみてください。

皆様が友人や著名人の投稿に
「いいね!」を押すとき、
どういった心理で押していますか?

その「いいね!」は
コンテンツ(内容)に対してでしょうか、
投稿者に対してでしょうか?

具体的に、以下のような2つのパターンがあるかと思います。
①コンテンツに対して純粋に共感し、「いいね!」と思っている。
②投稿者に好意を抱いており、意図的か無意識的か「いいね!」する。

人によって「いいね!」の沸点はそれぞれ異なります。
「容易に押すのは負けだ!」と感じる方もいれば、
「とりあえず見たら押そう」という方もいらっしゃるかと思います。

ですが、②の方が、圧倒的に
「いいね!」を獲得しやすいということは
想像していただけるかと思います。

そして更に、投稿者との関係でも
その沸点は変わってくるかと思います。

A.それなりに親しい、よく知っている間柄
B.ほとんどFacebook上での繋がりしかない間柄

この二つの間柄でしたら、Aの方が
上記の②の状態に近いと言えるでしょう。
できるだけ、Aの間柄になることが、
「いいね!」獲得への近道なのです。

Facebookは実名登録制ということもあり、
とりあえず知り合いになったら
友達申請をするという流れも多くありますよね。

(日本人特有の「断れない」という体面もあり、
ユーザー数が伸びているのかもしれませんね。)

ですが、その後のFacebook上での日常的な
「いいね!」やちょっとした「コメント」によって
なんとなく親近感を抱き、距離が縮まったという経験も
誰しもおありなのでのではないでしょうか。

つまり、知り合って日が浅かったり、
実際に対面した回数が少なくても、
FBでの相互リアクションにより、上記Aの間柄に
近づけていくことは可能なのです。

意図的に実践している方は少ないかもしれませんが、
「この人と近づきたいなあ」「この人からいいねがほしいな」と
思った際には、通常の相手よりも「いいね!」やコメントの回数を
少し増やしてみる方法が効果的です。

そうすれば相手も無意識的に
自分に好意を抱いてくれることになり、
「いいね!」やコメントといった形で
その好意をあなたに示してくれることになるでしょう。

つまり、長々と申し上げましたが、「いいね!」を増やすためには
・親しい間柄になる
・親しい間柄になるために、自分から
積極的にアプローチをしかける
という2点がとても大切なのです。
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3.なぜ「いいね!」を押すのか

では続いては、我々はなぜ「いいね!」を押すのか。
「いいね!」が持っている効果についてお伝えしましょう。

①「いいね!」は共感

特定の投稿内容に共感する場合、
私も同感だ、賛成だという意味で「いいね」をしませんか?
逆に「いいね」しないと共感しない、関心を持たないことを示す。
例えば政治的なトピックスなどは
その最たる例ではないでしょうか。

人間は動物と違い、社交性のある生き物なので
反対の意見より賛成の意見を重視します。
賛成の気持ちを伝えないと反省すらするとまで言われています。

共感する人が多ければ多いほど、
発信者が嬉しいという心理を知っているからこそ、
このような考えに至ってしまうわけなのです。

②「いいね!」は挨拶
「いいね!」はもはや、簡単かつ
一番はやい挨拶と言っても過言ではないでしょう。

相手の投稿に「いいね!」をするだけで
関心を持っているということを示せるだけでなく、
「読みましたよ」という最低限のアピールにもなるのです。

しかも、SNSはバーチャル空間なので
対面でのコミュニケーションが苦手な人でも
ボタンを一つぽちっと押すだけで、
簡単なコミュニケーションをとることができるのです。

③「いいね!」はポジティブなマインド

想像してみてください、
もしFacebookに「よくないね!」というボタンが
あったとすればどうなるでしょうか。

そもそも使う人もあまりいなさそうですが、
「よくないね!」ボタンを押す人にはいい印象を抱きませんよね。
それがかりにどんな投稿内容であってもです。

発信者はよかれと思ってその情報を
自分の友人たちに発信しているわけですから、
もちろん反対されるといい気持ちにはならないでしょう。

「よくないね!」を押した人に対して、
同じように「よくないね!」と仕返しをするか、
あるいは友達からすっぱりと削除してしまうか。

どちらにしろ、いい人間関係は構築されませんね。

ということは、
相互の「いいね!」がいい人間関係の
構築に役立つということがお分かり頂けるかと思います。

「いいね!」にはポジティブな感情を生む、
そしてそれを伝えるという大事な役割があります。

「いいね!」をするという単純な動作ですが、
その中には相手を褒める、励ます、後押しする、
認めるなどといったポジティブな感情が含まれるのです。

このように私たちが「いいね」したくなる心理には
たくさんのきっかけがあります。

次に誰かの投稿に「いいね!」を押すときは
自分がどうしてこれを押そうとしているのか、
今一度考えてみると面白いかもしれませんよ。

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4.「いいね!」に隠された本音

3の項目では人々が「いいね!」を押す
心理についてのパターンをお伝えしましたが、
ここではさらに深く、「いいね!」に隠された
本音について迫っていきたいと思います。

そもそも、Facebookにはネガティブな
意見を示す機能はありません。
(コメントはもちろん除きます)

ユーザーのリアクションとして大きく2つに分けられる
「いいね!」とシェアには、
いいね =  積極的支持
シェア = 超積極的支持
というようなニュアンスが含まれるのは
ご理解いただけますでしょうか。

そして、ここで注目していただきたいFacebook独自の機能が、
「友人がなににいいねを押しているかを告知する機能」。

「○○さんが●●さんの投稿についていいね!と言っています」
という文言と共に、あなたの知らない●●さんの投稿が
タイムラインに流れてくることもよくありますよね。

つまり、Facebookは他のどのSNSに比べても
意見の拡散が容易で優れているということなのです。

自分がなにについて「いいね!」と言っているかを
友人に暗に知らせることができるということは、
「いいね!」を押す際にこういう心理が働くと考えられます。

(この投稿について自分が「いいね!」と言っていることが
友人に知らされても大丈夫だろうか・・・?)
ひいては、
(この投稿について自分が「いいね!」と言っていたら
友人たちはどう思うだろうか・・・?)

つまり、端的にいうと、「いいね!」は自己表現の
ツールでもあり、大げさに言ってしまえば
アイデンティティを形成する行為にも成りうるのです。

もちろん純粋に相手にいいね!という気持ちを
伝えたいケースもあるかと思います。
ですが、大抵の場合は
「自分はこんな情報をキャッチしている」
「自分はこんな意見に賛同している」といった、
自分をアピールしたいという気持ちが
働いているのではないでしょうか?

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5.Facebookページへの「いいね!」の心理

では、最後に投稿ではなく、Facebookページに対して
「いいね!」をクリックするユーザーの心理について
お話したいと思います。

友達の投稿と違い、Facebookページに「いいね!」を押すと、
ユーザーはそのページと「つながり」ができます。

Facebookページのタイムライン投稿の情報が
自身のタイムラインに表示されるようになり、
プロフィールの「いいね!」をしているページ、
あるいはプロフィール内のそれぞれのカテゴリ
(好きなテレビ、アーティストなど)に
ページ名が表示されるようになります。

プロフィールページからは、
あなたの友人も、あなたがどんなページに
いいねと言っているかを見ることができます。

さて、ユーザーは一体何を期待して
Facebookページに対して「いいね!」をクリックするのでしょうか。

「The Meaning of Like」の調査結果によると、
「特別コンテンツ、イベント、セールの情報を得ること」
「割引や特典を受けること」が最も多く58%。

さらに結果を年代別に見ると、
以下の傾向があります。

まず、18−26歳のユーザーは、「いいね!」と引換に
なにか特典を得ることはあまり期待していません。

むしろ、ページに「いいね!」をすることで
先ほど申し上げたように、自分を表現できると
考えている場合がほとんどだと言われています。

27−34歳のユーザーは、
「いいね!」をすることによって特典を受けたり、
特別な情報を得ることを期待する傾向が見られます。

35−51歳のユーザーは、「いいね!」をすることで、
自分にぴったりで価値のある情報や
ディスカウントを受けたいと考える割合が多く、
期待にそわないと思ったら、
「いいね!」の取り消しを躊躇なく行う傾向があります。

自身のFacebookページにユーザーを増やしたい場合は
まずターゲットを想定し、そのターゲットが
何を求めているのかを考えましょう。

ターゲットの年齢や嗜好によって、
発信する内容を使いわけ、
効率よく「いいね!」を獲得できるよう
工夫してみることが必要です。
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いかがでしたでしょうか?
Facebookはもはやユーザー感の
コミュニケーションだけにとどまらず、
ビジネスにも欠かせないツールになっています。

ですが、効率よく見込み客を獲得するには、
ある程度専門的なマーケティングの知識も必要になるでしょう。

Facebookの運用について、
「もう少し強化したい!」
「具体的なアドバイスがほしい!」という方は、
ぜひお気軽にホスピタソンまでお問い合わせくださいませ。

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スタッフ

この記事はWEBホスピタソンの「飲食店Facebookサポートチーム」のスタッフが書いています。
飲食店Facebookサポートチームでは、飲食店でFacebookを活用した集客方法、Facebookの製作方法、をわかりやすくアドバイスしています。
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