『透明資産』経営のススメ【透明資産経営のススメ】辞めた人の約8割が、「評価されなかった」から去った

こんにちは!企業の空気をおカネに変える専門家、透明資産コンサルタントの勝田耕司です。
透明資産とは、業績に影響する「空気感」を意図的に設計し運用する仕組みのこと。透明資産を取り入れた透明資産経営は、お客様との絆を深め、従業員同士の信頼関係を築き上げ、商品・サービスの独自性を強化します。そして、持続的成長につながる経営の仕組みです。

一つ、衝撃的な数字から、始めましょう。人材調査会社の研究によれば、自ら会社を辞めた人の、およそ「79%」が、その主な理由として「感謝・評価されなかったこと」を、挙げています。給料でも、労働時間でも、なく——「認められなかった」から、去った。そして、別の調査では、社員の6割以上が、「この一年、職場で、認められた・褒められた経験が、ない」と、答えています。

―「感謝の欠如」は、静かに、人を、失わせている

これらのデータが、突きつけるのは、こうです。感謝や承認は、あったら嬉しい「おまけ」では、ありません。それは、人が会社に留まるか去るかを、直接、左右する、決定的な要因なのです。実際、ギャラップの調査では、「十分に認められていない」と感じる社員は、そうでない社員に比べ、一年以内に「辞める」と答える確率が、およそ「2倍」でした。逆に、質の高い承認を受けている社員は、離職率が、大きく低い。そして、認められている社員が多い会社は、生産性も、収益性も、高い。

ここに、恐ろしい「ギャップ」があります。ほとんどの社員が、「自分は、十分に認められていない」と感じている。ところが、多くの経営者は、そのことに、気づいていない。「ちゃんと、評価しているつもりだ」と。この、経営者の思い込みと、社員の実感との、大きな隔たり——それが、静かに、あなたの会社から、人を、失わせているのです。

―「感謝の空気」を、経営指標として、設計する

ここに、透明資産経営の、明確な設計原理があります。感謝・承認は、精神論ではなく、離職と定着を左右する、経営の「レバー」です。しかも、一円もかからない。それでいて、多くの会社は、それを、圧倒的に、供給不足にしている。だからこそ、感謝の空気を、あなたの「気分」に任せず、意図した「仕組み」として、設計するのです。

さあ、あなたの会社を、見てください。社員は、この一週間で、その働きを、誰かに、具体的に、認められたでしょうか。ギャラップは、こうも言います。エンゲージメントを保つには、承認は、「週に一度」は、必要だ、と。あなたは、その頻度で、社員を、認めているでしょうか。もし、あなたの会社が、「感謝・承認の供給不足」に陥っているなら——今、あなたの優秀な社員の心は、静かに、離れ始めているのかもしれません。だから、感謝を、設計してください。「毎週、一人ひとりの、良い働きを、具体的に、認める」ことを、経営の日課とする。承認が、確実に、行き渡る仕組みをつくる。想像してみてください。「ここは、自分を、ちゃんと見て、認めてくれる」という空気の中で、社員が、去るどころか、根を張り、力を発揮していく様子を。辞めた人の8割が、「評価されなかった」から去ったのなら——残ってほしい人を、留めるレバーも、また、「感謝」なのです。あなたは、そのレバーを、意図して、引いていますか。

―勝田耕司