前回、「LINEスタンプ作成~登録・運用」について
ご紹介させていただきました。
LINEスタンプの最大の魅力は
「無料で気軽に誰でも販売できる」という点です。
中小飲食店の場合、作ったスタンプを販売目的だけに
考えるのではなく、「販促ツールのひとつ」として捉えることで
お客様とのより楽しいコミュニケーションを
広げていくことも重要なポイントです!
1.LINEクリエーターズマーケットの魅力
コミュニケーションアプリの代表といえば「LINE」です。
その楽しい機能のひとつが
トークルームでやり取りする「スタンプ」ですね。このスタンプを自分で作って販売できるサービスが
2014年に登場した「LINEクリエーターズマーケット」です。それ以前は、企業の有名キャラクターなどがほとんどで、
スタンプの登録料も高額でしたので、
中小飲食店や個人で制作販売をするには
かなり高い壁となっていました。しかし、このサービスが登場したことで、
中小企業、個人、プロやアマチュアを問わず、
「誰でも無料で簡単にスタンプを作って販売できる」ようになりました。このLINEクリエーターズマーケットによって、
クリエーターや企業の宣伝ツールとしても大変注目されています。
制作方法も自由なので、LINEの定めるガイドラインに則れば、
オリジナルスタンプを作ることができます。
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2.スタンプを作るための準備を整える
では、作るために必要なものを準備します。
【LINEアカウント・パソコン・イラストソフト・銀行口座】
この4つが必須です。
○LINEアカウントを登録する
まずはLINEのアカウントを取得します。
(お持ちでない方は、LINEアプリをインストールして
あらかじめLINEアカウントを作成しておきます)
*名前の登録はクリエーター名と同じでなくても構いません。
*メールアドレスとパスワードは必ず登録します。
(クリエーターズマーケットの利用で必要です)
○LINEクリエーターズマーケットに登録する
LINEクリエーターズマーケットのホームページから登録します。
先ほどのLINEアカウントで登録したメールアドレスと
パスワードでログインします。
利用規約に同意して、情報入力を進めていきます。
仮登録後、登録したメールアドレスに届く、
URLにアクセスしたら完了です。
○銀行口座の登録する
クリエーターの登録が完了したら、
「マイページ」を表示します。
このページでスタンプの登録・管理を行います。
最初に「振込先情報」から登録しておきます。
これはスタンプを販売した分配金を受け取るために
必要な手続きです。
(日本国内の銀行・信用金庫の利用可)
○イラストソフトで作る
スタンプ画像を制作する際に利用します。
画像透過処理とPNG形式の保存ができれば
イラストソフトはどれでもOKです。
手描きのものはスキャンして背景に透過処理を行います。
*スタンプ制作スマートフォンはでもできますが、
スタンプ画像の登録はパソコンのみです。
参考:イラストソフト
Windows用
・GIMP 無料。グラフィック編集・加工ソフト。これだけで
LINEスタンプが制作できます。
・Krita 無料。高度なペイントソフトの機能が一通り搭載。
Mac用
・GIMP Windowsと同様。
・FireAloaca 無料。多機能でお絵かきに特化するならこちらが充実
○LINEのガイドラインは要確認
LINEスタンプの登録は審査ガイドラインに基づいています。
ここで引っかかってしまうと、残念ながら
リジェクト(不合格)の対象になってしまします。
画像・テキスト・モラル・ビジネス広告など、
登録直前も必ず読み返しておきましょう!
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3.スタンプのキャラクターを考える
準備ができたら、さっそくスタンプを作っていきましょう。
○使ってもらう「ターゲット」を決定
幅広いターゲットにすると、キャラクターづくりに画力や個性の
活かされた視点・アイデアが求められますので、ターゲットを
限定してわかりやすくする方がヒットしやすくなります。
またターゲットが使う設定を観察します。
ちなみに日常でよく使うスタンプの傾向としては
「あいさつ系はセリフは大きめで元気な感じ」
「感情系はユニークなキャラクターが多い」
さらにターゲットの一日の流れも考慮しましょう
学生・・・授業やテスト、部活
会社員・・・出社する、会議や残業
主婦・・・掃除、洗濯などの家事、子供の送迎
○「キャラクター」のベースを決定
すでに自社・自店で決まっている場合はOKです。
これから・・・という場合は、人気スタンプを参考に
シーンにあったキャラクターを考えます。
名前やキャラクターの数も重要です。
メインキャラクターからぶれないようにサブキャラクターを
加えていくことでスタンプのパターンも豊富になります。
注意点は、審査ガイドラインにも気を配ることです。
表現やそこからイメージする言葉などにもリジェクト対象に
ならないように、オリジナリティを出していきましょう。
○キャラクターに合った「セリフ」を考える
日常のあいさつから、さまざまなシチュエーションまで
幅広いセリフを書き出してみましょう。
使用頻度の高いあいさつや喜怒哀楽の言葉から考えて
キャラクターに合った表現に置き換えてみます。
また対になる言葉もバランスよく取り入れます。
Yes・No、ありがとう・ごめん、おはよう・おやすみ
いってらっしゃい・おかえり・・・など
とにかくたくさん書きだし、
その中から40個選ぶという作業にします。
もし、その中のセリフがリジェクトされた場合は
さらに選ぶこともできます。
セリフの方がたくさん出てくる、言葉を重視したいという場合は
「そのセリフを言いそうなキャラクター」を考えるという
逆の作り方もありますので、
いろんな方法で試してみてください。
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いかがですか?
LINEスタンプを販促ツールとして取り入れるコツを
つかめば、スタンプづくりも取り組みやすくなります。
次回は実際にスタンプをイラストにして、申請するまでの
ポイントをご紹介します。
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この記事はWEBホスピタソンの「飲食店LINE@サポートチーム」のスタッフが書いています。
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