『透明資産』経営のススメ投稿でファンに「受ける」ポイントと効果

前回のファンの「心をつかむ」ためのポイントから
見えてきたものを活かして、次はファンに「受ける」
投稿の要素について考えていきましょう。
「いいね!」コメント、シェアなどのアクションから
見ることのできる「受ける」ポイントを探し、
投稿の指標となる「カテゴリ分け」やファンの心理状態を
掘り下げていきます。
1.投稿の「受けた」ポイントはどこか?
前回の「ファンに共感する」コンテンツを考えて、
それを表現した内容で投稿します。
しかし、それが果たしてどのようなポイントで「受ける」
のかは実際にはわかりませんよね。
こちらの狙いとは違った反応があることもしばしばです。
内容が興味深かった、写真が印象的だった、タイムリーに
欲しい情報が入手できた・・・など
ファンの理由も受けた要素も様々です。
このように投稿そのものを検証しようとした時に
どのくらいこの「受ける」要素があるのかを知っておくことが
とても重要なのです。
実際に反応の良かった投稿を見ながら、
その要素について検証してみましょう。
例えば、某人気焼肉店ではシズル感たっぷりの肉の写真を
載せると200近い数の「いいね!」がつきます。
ここで「受ける」要素とはどんなことでしょうか?
○写真から・・・・・新鮮、ボリューム、肉のみ
○色・・・・・・・・きれいな赤み
○投稿のタイミング・・会社帰りの夕方、週末のお出かけタイム
○写真を見て・・・・・美味しそう、みんなでワイワイしたい
他にも「受ける」要素があるかもしれませんね。
このように反応の良い投稿の要素を分析して書き出して
みることがとても重要です。
「受ける」要素にはさまざまな軸があります。
1人だけでなく、何人か集まって検証するとポイントとなる
要素の数も増やすことができます。
投稿する側は「情報」として発信していても
ファンはその投稿を見て「嬉しい」「楽しい」「行ってみたい」
といった感情を抱きます。
このように大量の情報が流れるニュースフィードでは
感情を揺さぶるような投稿をしていろんな反応を
得ることもポイントの一つです。
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2.投稿を「カテゴリ分け」してみる
「受ける」投稿を検証していくうえで、先述の
「ファンの感情」も一緒に考えていくことも大切な
要素ですが、見方を変えれば
「表現上の問題」という場合もあります。
そのことも含め、「どんな内容にすると反応が良いのか?」を
検討していくことが非常に重要です。
そこで、投稿内容の受けるポイントと効果を検証するための
「カテゴリ分け」をしていきましょう。
先ほどの事例に挙げた焼肉店での「シズル感たっぷりの肉」
という写真対象から投稿内容としてカテゴリ分けをしてみると、
「赤身・部位」でもいいですし、
「限定」「キャンペーン」などもいいかもしれません。
要は、投稿した内容で反応がいいかどうかの判断が
できればいいということです。
しかし、最初からカテゴリ分けを細くしてしまうと、
データが集まるまでに時間がかかってしまうので、
ページ公開直後は5~6つほどで様子をみましょう。
その後、反応の良いものをさらに細分化して類似した
カテゴリを作っていくとまとめやすくなります。
まずは投稿する際に、この投稿がどのカテゴリに
分けられるかを残しておく必要がありますので、
必ずカテゴリ分けの記録となるフォーマットを
用意しておきます。
そして、そのフォーマットにどんなふうに感じてほしいか、
どんな狙いがあるかなども添えておきましょう。
ここまで準備ができれば、あとはそれぞれの投稿内容を
チェックしてどのくらい「いいね!」やコメントが
付いたかを集計していくだけです。
Facebookページの「インサイト」で日々の投稿に対する
評価を見ることができます。
その中で特に投稿に対する評価基準としてチェックして
おきたい項目がいくつかあります。
○アクション率
投稿を目にした人(=リーチ数)に対して、
「いいね!」コメント、シェアなどをした人がどのくらい
いるかを表す数値です。
○エンゲージメント率
Facebookページに「いいね!」をしている人を分母に
投稿に「いいね!」をしている人の割合です。
実際にページに「いいね!」している人との距離感を
つかむ数値といったところです。
例)ページ「いいね!」100に対して投稿の「いいね!」70
=70% 数値が高いほどファンとの距離感が近い
○否定
Facebookページへの「いいね!」の取り消しが行われている
数値ですので、この数値が増えている投稿があれば、注意が必要です。
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3.どの心理状態に当てはまる投稿なのか?
ファンの心理状態という角度で見ると以下のような
段階が考えられます
ユーザーがFacebookページに「いいね!」をしてくれる
↓
「認知・関心」
「調査・学習」
「比較」
「感じる」
↓
【見込み客】になる
↓
「行動」
↓
【顧客】になる
↓
「シェア」
↓
【ファン】になる
このようにどの心理状態にある人たちに対して
コンテンツを考えるか?がとても重要です。
ただただ投稿をするのではなく、実際はどうなのか?
ファンに受け入れられているのか?を検証する必要があります。
このように投稿内容のカテゴリ分けと一緒にこれらの
心理状態がどこに当てはまっているのかも検討して、
それぞれの心理ステータスとカテゴリを紐づけて
それに合った投稿内容を検討してみましょう。
そうすることで、コンテンツのバランスが見えてきます。
「比較」が多い、「ファン」に偏っている・・・など。
もちろん、獲得したいターゲット層などがあるので、
多少は偏りも出るかもしれませんが、どの心理ステータスにも
当てはまる投稿内容を目指していきましょう。
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「ファンの立場になる」と言っても、いろんな角度から
きちんと検証し、投稿内容を充実させることができれば
ファンの「いいね!」にも変化が見えるはずです。
過去の投稿も含め、もう一度見直してみてはいいかがでしょうか?
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この記事はWEBホスピタソンの「飲食店Facebookサポートチーム」のスタッフが書いています。
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