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COLUMNコラム

ハイレベルな動画を作りたい!飲食店におすすめ編集ソフト~応用編~

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今や集客に動画は必要不可欠な時代。

一見縁遠い印象の飲食店こそ、
動画に注力してほしいと考えています。

なぜなら、飲食店の場合、WEB上でお店を宣伝する際に、
写真だけでは「美味しそうだな」で止まってしまうのです。

もちろん、美味しそうな写真を使用することは
何よりも大切ですが、そのさらに一歩先、
香りや音まで感じられる動画こそ、
「食べたい!」という来店衝動に訴えかけます。

今までの文字や写真では
伝えきれなかったことを、
動画を使用することで、より効果的に
お客様にアピールすることが可能になります。

店長の紹介、お店の風景、お店までの道順、
調理風景、料理のラインナップ…など、
飲食店動画を作成する「ネタ」は
店内外に沢山あります。

というわけで、今回も前回に続き、
飲食店動画を制作する際に必要な
おすすめの編集ソフトをご紹介したいと思います。

前回は初心者向けでしたが、
今回は初心者用のものでは少し物足りない、
動画の制作に慣れてきたという飲食店のために
応用編として有料の高スペックソフトをご紹介したいと思います。

目次

1. Final Cut Pro

2. Adobe Premier Pro CC

3. EDIUS Pro

4. SONY Vegas Pro

5. 【おまけ】YouTube動画エディタ

Final Cut Pro

プロ向けツールとして、映画製作のシーンなどでも
使われている、かなり高スペックのソフト。

Appleが制作しているので設計は使いやすく安心、
ごちゃごちゃした複雑な編集ソフトも多い中、
随分と使いやすい部類のソフトです。

余談ですが…
Macには初期状態から「iMovie」という
動画編集用アプリがプリインストールされています。
Mac版のWindowsムービーメーカー的なソフトですね。

買った瞬間からすぐに動画編集が開始できるので、
Macユーザーにとっての大きなメリットでもあります。

無料とは思えないくらいよくできており、
最近では、iPhone、iPad版もあるので、
アプリで使って事がある
という方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんなiMovieは、
「旅行の思い出や日常の出来事をまとめる」
という程度であれば、事足りてしまうアプリ。
ですが、無料なだけあって、制約が多いのも事実です。

そこで、より高度な表現や本格的作品を作ろうとする際に
それを叶えてくれるのが、この「Final Cut Pro」なのです。

このソフトを用いてできない事は
ほとんどないと言っても過言ではありません。

・任意のタイミング・サイズ・位置に、画像や動画、文字を挿入可能
・切り替えエフェクト、テロップ、効果などが豊富
・画像・映像に「ゆがみ」の表現や「トリミング」可能
・音声データもタイムライン上に複数”同時”挿入可能
・文字フォントに「カラー」、「グラデーション」、「縁取り」などの表現が可能。
・1,300以上の特殊効果音がプリインストールされている
・画面分割。2つ以上の画像・映像を同時再生可能
・早送り、スローモーションが任意の速度で可能(1〜1,000%以上)
などなど…

Macらしい(?)おしゃれなインターフェースと
高機能を併せ持ったソフトで
あの有名YouTuberのヒカキンさんも
このソフトを愛用されているんだそうです。

Macをお使いの飲食店オーナー様で、
かつ本気で動画制作に取り組みたいという方であれば、
ぴったりのかなりオススメソフトです。

iMovieに親しんでいる方であれば
一層使いやすいのかなと考えます。

というのも、iMovieのインターフェースにかなり似ていて、
すぐに慣れることができますし、
iMovieを使っていて「これが出来たらな」という
あと一歩先の表現を叶えてくれるソフトなのです。

かつてはこのFinal cut proとimovieの間に
セミプロ向けの中級編集ソフトがあったのですが、
現在はなくなってしまったので、Apple製品で言えば
iMovieの次のステップはこのFinal cut pro。

Macをお使いの方で、高度な動画作成に挑戦したい方は、
ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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2.Adobe Premier Pro CC

こちらは天下のAdobe!
かなり有名なソフトです。

世界中で多くのユーザーが愛用していて、
恐らく世界一有名と言ってもいいのではないでしょうか?

タイムラインベースの動画編集ソフトで
Macとwindowsの両方に対応しています。

やはりこちらもプロも使用しているくらいなので、
全てにおいて最高峰のソフトです。
非の打ち所がない、というのが正直な感想…。

まず気になる方は体験版の使用をお勧めします。
体験版を使ってみれば分かると思いますが、
他のソフトと「格」が違います。
一段階上の機能が搭載されています。

また、使えば使うほどに
多彩な表現ができるようになる、
とても奥が深いソフトです。
PhotoshopやAfter Effectsとの
連携もかなり強いという点も魅力ですね。

しかも、これだけのスペックなのに
動作は軽く、作業中のストレスもほとんどありません。

ただ、Adobe製品の特徴といいますか、性といいますか、
「買い切り」ではなく、Cloudになってしまったので
所有欲が満たされにくいという所が少し難点。

いわゆる月額レンタル製なので
常に借りているという状態で使用する事になります。
(毎月の維持費は2180円/月。)

ですが、これをメリットとしてとらえるならば
「一ヶ月しか使わない」場合などは
かなり安く、高スペックのソフトを使えることになるので、
結婚式やイベントで1回または数回だけ使いたいという場合には
お試し感覚でレンタルしてみるのもいいかもしれません。

多くのユーザーがいるという事で、
WEB上で閲覧可能なチュートリアルなども多数あり、
使い方に困った際にも調べればすぐに解決できるでしょう。

セミナーなども多く開催されているので、
本格的に動画制作に打ち込んでみたいという
飲食店オーナー様には取りつきやすいソフトかも知れません。

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3.EDIUS Pro

こちらは日本国産の動画編集ソフト。
このソフトも前述の「Final cut pro」や
「Adobe Premiere Pro CC」と同じく、
多くのプロも使っている超本格的なソフトです。

このEDIUSを使用して出来ることは
・様々なフォーマットのネイティブで編集
・AVCHDの高速編集
・自由度が高く、素早く操作できるインターフェース
・最大4K/2K、最小24×24の解像度に対応
・GPUを使用したトランジションエフェクト
・多彩なリアルタイムエフェクト
・16カメラまで対応できるマルチカム編集機能
・タイムラインから直接Blu-rayやDVDの作成が可能
・メディアカードに直接出力が可能
・MXF、GXF、QuickTime、Windows Mediaなど、様々な形式での出力が可能
・手ブレ補正エフェクト
などなど他にも沢山…

放送業界に導入されるなど、
アマチュアからプロまで幅広い層からの
支持を得ているソフトです。

はじめは少し操作が難しいと感じるかも知れませんが、
細かい調整や自由がきき、自分次第で表現のパターンが
数百以上にも膨らむというのがこのEDIUSの醍醐味。

時間の余裕と根気力があるなら
とてもオススメのソフトとなっています。
また、単純に国産モノが好きという方にもいいかもしれませんね。

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4.SONY Vegas Pro

はじめに、同じくSONYのMovie Studioという
動画編集ソフトを少しご紹介したいと思います。

こちらのソフトはいわゆる一般向けで
直感的に動画を編集したい、
詳しく勉強するのは少し面倒、
でもハイセンスな動画を作成したいという方にはかなりオススメです。

現在windowsで使用出来るソフトの中でも
かなり使えてコストパフォーマンスの高いもののひとつでしょう。

この項目でご紹介するVegas proよりも制限はされてしまいますが、
負けず劣らずといっても過言ではありません。

シンプルなインターフェースにたくさんの機能、
トランジションや字幕、動画の手振れ補正や
リアルタイムエフェクトなど
たくさんの機能が詰まっています。

時間をたくさん費やしたくないという方にぴったり。
価格もお手ごろなのが嬉しいです。

さて、これが一般向け。
一般家庭向けの動画編集、もしくは
YouTubeへ投稿する程度なら
十分すぎるほどのクオリティを発揮するのですが、
業務用となってくると少し物足りないような…

そんな痒いところに手が届くのが、
この「Proシリーズ」となっているVegas Pro。

StudioシリーズとProシリーズの大きな違いは
「ビデオ トラック数」にあります。
Studioシリーズですとトラック数が
最大20個となっているですが
なんとVegas Proは制限ありません!

また、iosデバイスにも対応していますし
Studioシリーズと同じく、
直感的に操作できる優れたインターフェースや
軽くサクサク運用できるよう設計は
相変わらずのすぐれもの。

ちなみに、具体的にどのような操作が
直感的で効率的かというと、
・自動的にマウスが編集ポイントに吸着
・動画を重ねて配置するだけでクロスフェード効果が適用
・ドラッグ&ドロップで素材の配置やエフェクトの適応が可能
・スペースキーで再生など、豊富なキーボードショートカットを搭載
・ショートカットキーのカスタマイズが可能
など、
時間の限られたプロの現場で効率よく作業ができるよう、
無駄なステップを踏まないよう設計されています。

また近頃ではスマートフォンでも
4K動画が撮影出来るようになってきていますが、
Vegas Proは4Kにも対応しているので
高画質で編集する事が可能なのも嬉しいですよね。

他にも、DVDの焼いた時のデザインを設定できたり、
お金に余裕があるのであれば、間違いなくこちらをオススメします。

かなり豊かな表現ができ、
また多くの人が使っているFinal cut proやAdobeシリーズとの
差をつけたいのであればSONYを検討してみてくださいね!

Portrait of a relaxed young guy using laptop at home

5.【おまけ】YouTube動画エディタ

皆様ご存知でしたか?

世界でもっとも使用されている動画サイトYouTube。
YouTubeって、実は動画を見たり
投稿するだけのサイトではないんです。

このYouTubeには、誰でも簡単な編集ができる編集機能、
「YouTube動画エディタ」というものがあるんです!

実際に使っている方も少ないと思いますし、
そもそも存在を知っている方も
ごく少数なのではないでしょうか…?

このエディタを使うと、編集ソフトは不要で、
ネット上で動画の編集ができてしまうんです。
しかも、使い方はとてもシンプルかつ簡単。

お持ちのGoogleのアカウントでYouTubeにログインし、
動画や音声データをドラッグ&ドロップしていくだけ。
とても簡単に動画を作ることが出来ます。

・動画自体の色をフィルタで修正、加工
・スローモーション
・動画の長さを伸縮、カットしてトリミング
・動画や写真の追加
・音声の追加
・テキストやタイトルも動的なものを追加可能
・シーン切り替えのトランジション追加
・動画、音声、テキストなどなど追加したものに編集可能

など、基本的なことはほとんど可能なので、
シンプルなスライドショーを作りたい、
簡単な動画で十分という飲食店様には
こちらで一度試して見られることもおすすめします。

また、もし編集する動画がなくても
CC(クリエイティブ・コモンズ)マークをクリックすると、
著作権フリーの動画素材が表示され、
それをもとに動画を制作することができます。

気に入った動画がなければ、
検索バーから著作権フリーの動画を検索することも可能。
(なんと言ってもYouTubeですからね。)

なので、まずは遊びや暇つぶしくらいの感覚で
動画制作に慣れていくのもいいかもしれません。

動画のアップのついでに編集ができるという
お手軽さを手間のかからなさがこのエディタ最大の魅力。

サクサクと動画編集、加工、
投稿まで一貫して行いたい方におすすめです。

ちなみに、スマートフォンを使えば
YouTubeアプリからも同じように編集が可能です。
普段PCを使う事がないという方も安心ですね。

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いかがでしたでしょうか?

今回は応用編ということで、
本気で動画制作に取り組みたいという
飲食店様にオススメのソフトをご紹介いたしました。

少し難しかったかもしれませんが、
今回ご紹介したのはどれも高機能なだけあって、
操作が直感的でわかりやすいものばかり。

慣れれば簡単に使いこなすことができるので、
これを機に本格的に動画の世界へ入って見たい!
という方は、初期投資と考えて、
購入してみるのもアリかも知れませんね。

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スタッフ

この記事はWEBホスピタソンの「飲食店動画サポートチーム」のスタッフが書いています。
飲食店動画サポートチームでは、飲食店で動画を活用した集客方法、動画の製作方法、をわかりやすくアドバイスしています。
飲食店集客や飲食店動画の活用でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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