『透明資産』経営のススメYouTube動画を制作してみよう ~アピールする内容を決める

飲食店に効果的なYouTube動画。
動画のこだわりは映像や音響も大切な要素ですが、
何よりも大切なのは「アピールする内容」です。
飲食店のYouTube動画を制作する目的は販促と集客です。
まずはしっかりと内容と目的を現場で共有することから始めましょう。
1.動画の目的を決めよう
写真や文章だけでは伝わりにくい
商品やサービスに効果的な動画。目で見て楽しめるという視覚効果と
音を聞いて臨場感を感じる効果など、
動画で訴求効果の高い販促活動につなげましょう。
販売促進への導引はさまざまです。
「どこで・何を・誰と」食べようか?と
悩むお客様の後押しするのか、
その空間やスタッフの様子はどうなんだろう?という
お客様の不安を解消するのか、
まだサイトにたどり着いていない新たなお客様に訴求するのか
このように目的によって制作する動画のテーマや目的は変わってきます。
大きな流れとして
「YouTube動画⇔サイト」のつながりにそれぞれにアクセスする
「検索エンジン(GoogleやYahoo!)」があります。
どこからアプローチするかで動画の切り口にも違いが出てきます。
◎「サイトに誘引するための動画」
インターネットの集客で不可欠なのが、「キーワードとSEO」です。
○○が食べたい!お客様が検索するワードとは何なのか?を考えて
キーワード選びやSEO対策をしっかりしていくのが大切です。
検索エンジンで検索する人の傾向として「何かに悩んで」いて、
そのキーワードを検索窓に入力しています。
もちろんそのキーワードが動画にあれば、販売促進につながることになります。
例えば「辛い」などの味覚に関するキーワードも一つですね。
お店の売りは何か?
求めるキーワードとの共通点は?
を見てみるのもいいかもしれません。
◎「サイトに直接リンクして販売促進につなぐ動画」
このお客様はもうすでにサイトにたどり着いています。
ということは、何らかの興味は持ってくださっているということです。
来店しようか?予約しようか?テイクアウトしようか?と
何か躊躇する理由がそこにはあるということです。
その不安を解消する動画へのリンクがあれば、最後の一押しになります。
作る工程を見せる料理、店内装や外装、スタッフのサービスする様子などを
動画にして直接来店したかのような気分になってもらうのも一つですね。
◎「間接的に販売促進につなぐ動画」
サイトにたどり着き、商品の内容(調理法や味、素材など)が
どんなによくてもそこから来店に
つながらない場合も時にあります。
それは商品の内容に不安があるのではなく、
会社やその店舗そのものに不安を
持っている場合が多いのです。
そんな場合は、ぜひ社長に出演してもらい、
会社の理念や想い、こだわりなどを熱く語ってもらうのです。
商品の内容に納得しているお客様ならその裏側にある
想いを知ることで「安心して来店できる」
という気持ちになってもらえます。

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2.何を販促する動画なのか?
動画の目的がきまれば、次は内容です。
目的を達成する内容にするためには、
まず「ターゲットの絞り込み」です。
「どんな人に、どんな目的で、どんな料理を食べてほしいか?」
できるだけリアルにそして詳細に設定してみましょう。
次にそのターゲットがどんなものに興味があるか、
また不安なことがあるかなど、
それを解消するに何を訴求するのがいいのか見えてきます。
この訴求する重要ポイントは、
「誰に・何を・どうやって」を考えることです。
・できるまでの工程を見せる
料理人の様子を含めた料理ができるまでの様子で
動画ならではの魅力が伝わります。
また飲食店は料理だけではありません。
アルコールであれば、カクテルの華麗なテクニックを披露したり、
カフェでつくるカフェラテのカフェアートや
スイーツの工程も効果的です。
・顧客ターゲットをしっかり絞る
まず「誰に」来てほしいか?を
テーマにすることで、より訴求力がアップします。
男性が多いイメージの酒場を「女性が一人でも楽しめる酒場」として
店内の様子やこだわりのメニュー、楽しんでいる様子をメインに伝えます。
・最寄りの駅からのアクセスを案内する
お店の様子や住所がわかっても、その場所が今一つ
わからないという方も意外と多いんです。
実際に歩く様子を動画で見ながらであれば、
住所だけでなく、ポイントの建物や場所が
目印になるので、安心して目的地にたどり着けます。
・社長に理念を語ってもらう
社長自らい会社の理念やこだわりを語ってもらい、会社や店舗のスタッフの
朝礼や研修といった学ぶ姿や実際に
お客様と触れ合う様子などを収めてみましょう。
直接ではないですが、確実に会社への信頼感や与信力につながります。

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3.飲食店ならではの見せ方【事例集】
「Udon Dining(うどんダイニング)こなから」 久留米市
https://www.youtube.com/watch?v=uTC9VeZrRQ8
こだわりのうどん作りの様子や
アイデア料理を効果的に見せています。
後半には店内の賑わう様子やお客様の声などで、
初めてでも入りやすい印象を与えています。
「タパシャブ・Be‐Ne(ベーネ)」 大阪・梅田
https://www.youtube.com/watch?v=LO-cl6JrMfQ
こだわりの料理はピンチョススタイルの一口しゃぶしゃぶです。
女子会など女性にうれしいラインナップでターゲットを絞り込んでいます。
「EAT MEAT (イートミート)」 大阪
https://www.youtube.com/watch?v=6kt_yOlZHJ4
「一人でも楽しめる肉バル」というコンセプトで、女性客でも気軽に
お酒やお肉を楽しめるようにカジュアルな印象の動画に仕上がっています。
「㈱マコトフードサービス (まこと屋)」大阪
https://www.youtube.com/watch?v=BQizuShmfPY
社長の熱い想いやスタッフの働く様子が伝わる内容です。
ここのラーメン屋なら行ってみたいにつながります。
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今回は販売促進に効果のある動画の内容に注目してみました。
効果的で魅力的な動画は内容と素材、
そして「編集」にあります。
次回は「構成や編集」についてお伝えしたいと思います。
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この記事はWEBホスピタソンの「飲食店動画サポートチーム」のスタッフが書いています。
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