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COLUMNコラム

メディアでの扱われ方にも注力を!

こんにちは、ホスピタソンメディアプロデユーサーの杉本です。
外食企業様からのメディア対策のご相談が増えていますね。そんな中ですが・・・
普段、あまり時世のニュースなどには触れないのですが、今回は触れずにはいられません。
例の日大アメフトタックル問題です。
皆様もご承知の通り、タックルをした学生の記者会見とその翌日以降に開かれた監督やコーチ、学長といった大学側の会見の差。
様々なニュース番組や情報番組のキャスターやコメンテーター、世間の声を聴いても大方の意見は、
「(学生の会見の方)あれほど潔く、わかりやすく、きちんと誠意が伝わってきた会見はない」
「(一方の大学側)言い訳や、まだ何か隠しているのではないか?という疑念が残る、事態を客観的に見れていないのではないか」
というものです。
大学側の会見に、いかに落ち度があったかは、後日保護者が反論の会見を開いたことなどからも明白です。
過去をさかのぼれば2000年に起きた雪印集団食中毒事件で、当時の社長が「わたしは寝ていないんだよ!」と報道陣に浴びせた言葉が今でも脳裏に焼き付いています。
これも、原因は強引に記者会見を終わらそうとしたことが発端で起こっています。
このように世間を騒がす大事件、大問題を起こしたときに必ず行わなければならないのが記者会見です。
「なんで必ずなんだ」とか「テレビ、新聞は何様なんだ」という主張はここではなしにして、現実、今の世の中はそういうルールになっているんです。
記者会見はピンチでもあり、チャンスでもあるのです。
ネットでフェイクニュースやいわれのない誹謗中傷、行き過ぎた批判などを受けるなか、テレビやラジオといった電波や新聞というマスメディアを使って、正しい情報やお詫びを直接消費者に伝えることができるのですから。
日ごろ、皆さんは自社の新メニューやサービス、新店オープンなどを何とかメディアに取材してもらえないかとPRを必死でされていると思います。
それは、メディアの力を知っているからですよね?
逆のパターンでもメディアの力は変わりません。
自社があまりPRしたくないことでも、捉え方を少し変えて、不謹慎な言い方ですがお詫びの仕方ひとつ、話し方ひとつで好印象をもたれ、場合によっては消費者が応援してくれるパターンにだってなるんです。
「もし、自社が不祥事を起こしたら…」
不測の事態に備え、不幸にも願っていないことでメディアの注目を浴びてしまったとき、どのように受け止め、対応し、正しい情報を誤解なく発信していくのか。
これを機会に宣伝ばかりではなく、危機管理面での広報能力強化を考えてみてはいかがでしょうか。
ー杉本

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