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COLUMNコラム

鍵は動画の尺にあった!?「最後まで見てもらえる動画」の共通点

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こんにちは!

動画を使って集客したい!という飲食店オーナーの皆様。
飲食店動画を作る際、動画の「尺」までお考えですか?

動画を使って集客・販促をする上で、より高い効果を得るためには何よりも動画を「最後まで」きちんと視聴してもらうことから始まります。
ただ、動画を制作して公開するのではなく、動画の尺、いわゆる長さまで考慮してみると、視聴者にとって一層見やすい作品に仕上がります。

では、どのようなことに気を付けながら動画の尺を決めればいいのでしょうか?
「最後まで見てもらえる動画」とはどのようなものなのでしょうか?

目次

1. どうして再生時間が大切なの?

2. 人の集中力は2分が限界!?

3. コンテンツ別:最適な動画の尺

4. 成功事例:Blendtec社

1.どうして再生時間が大切なの?

動画を初めて公開した際に気になることと言えば、やはり再生回数ではないでしょうか?
「どれだけの人が自分の動画を観てくれているのか…」
「意外と再生されている!」「ほとんど再生されていない…」
などなど、やはり気になってしまいますよね。

もちろん、再生回数は大切です。
どれだけの人に見て貰えたかを一目で判断できますし、再生回数が多い=質のいい動画 というイメージを視聴者に与えることにもなります。

ですが、YouTubeでは「その動画が良質であるかどうか」を測るのに「再生時間の長さ」を大切にしています。(「再生維持率」と呼びます)
質のいい動画は単にクリックさせるだけでなく、視聴者をその動画に引き込むからです。

実際にYouTubeは公式に、「視聴者が再生してすぐに見るのをやめてしまうような動画よりも、実際に視聴者が長く見続ける動画がより関連動画として表示されるように仕様変更した」とのアナウンスもしています。

なぜなら、変更前のシステムでは動画の再生回数を増やすことで動画が見つかりやすくなるような設計になっており、結果としてコンテンツが上質な動画よりも、ついクリックしたくなるような動画にとって有利な仕組みになってしまっていたからです。

現在のシステムでは、再生されている動画の次に表示される動画だけでなく、その後に続いて表示される一連の動画も同様に、視聴者がより長く見続けるような動画が関連動画として表示されるようになっています。
そうすることで、視聴者はより質の高い動画を見続けることができるというメリットが生まれるのです。

今や、YouTube上で1分間にアップロードされる動画の総時間はなんと100時間(!)と言われています。
そんな膨大な動画が存在する中から、まず動画を見つけてもらうには、検索結果や関連動画として表示されることが非常にネックになります。
そのためには再生時間を伸ばす必要があるということなんですね。
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2.人の集中力は2分が限界!?

スマホを少し操作すれば情報がすぐに手に入る現代社会。
人々のアテンションスパン(集中力が持続する時間)は、次第に短くなっていると言われています。
米国でのとある研究の結果、65万本のインターネット記事やブログを分析したところ、記事を最後まで読む人は、全体の20%しかいなかったのだとか。
この傾向は動画においても同じです。
よほど興味がない限り、その動画を最後まで見る視聴者というのはなかなかいないようです。

文字や写真に比べると、簡単に多くの情報を伝えられるメリットがある動画ですが、実は一定の時間をかけることで初めて情報が全て伝わるので、最後まで見てもらえなければメリットが半減してしまいます。
現代人の傾向と照らし合わせると、少し難しいのが現状…。

そんな中、動画配信プラットフォームを提供する米国のWistia社が「2分以内であれば高いエンゲージメント率を期待できる」という調査結果を発表しました。

つまり、2分以内であれば動画を見てもらえる、ということです。

そして、2分を過ぎるとエンゲージメント率が下がり始めます。
なるべく2分以内にまとめることで、再生時間を担保できるというわけです。

もちろん、10分以上の長尺が必要な動画(ドキュメンタリーやインタビューなど)を、無理に2分におさめろと言うわけではありません。
それではせっかくの内容も薄くなってしまい、そもそもコンテンツとして面白みに欠けてしまうからです。

ですが、例えば2分30秒程度の作品であれば、折角なので少し調整して2分以内におさめることはとても有効です。
特に飲食店の店内や料理を撮影した紹介動画であれば、長尺のものを1本作るではなく、2分未満の短編に分けて「料理編」「ドリンク編」「店内編」「スタッフ編」などと、シリーズにしてみてもいいでしょう。

さて、そこから先のエンゲージメント率を見てみましょう。
2分以降は下がり続けるエンゲージメント率ですが、6〜12分は50%付近でいったん落ち着きます。
つまり、7分であろうと、10分であろうと、6分以上12分以内であれば、尺を気にする必要はあまりないということです。
どちらかというと、視聴者にとって価値のある情報、伝えるべき情報をきちんと伝えることに、重点を置いて制作すべきだということがわかります。

さらに長くなり、12分以上の長尺動画では「質」がより重要になってきます。
エンゲージメント率は再び下がり始めるものの、これくらい長尺になるとセミナー動画や、チュートリアル動画などのコンテンツが想定され、視聴者も初めから長くなることを知っています。
つまり、12分以上の動画になると、視聴者が離脱するかどうかはその動画の質に直結していると言えるのです。

もちろん、動画に最適な尺は内容や目的によって異なります。
ご紹介したデータは65万本の分析結果ではありますが、あらゆるジャンルの動画が調査対象なので、「一概にこれが正しい!」というわけではありません。
ひとつの目安として、今度の動画販促にお役立ていただければ幸いです。

というわけで、次の項目では、コンテンツ別に最適な動画の長さをご紹介したいと思います。
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3.コンテンツ別:最適な動画の尺

冒頭からお伝えしているように、最後まで動画を見てもらうためには「尺」がネックになってきます。
視聴者のアテンションスパンが短くなってきている今、短い動画であればあるほど視聴してもらいやすいという傾向はあるものの、もちろん動画の内容や目的によって適切な長さはそれぞれ。

というわけで、コンテンツ別に適切であると考えられている長さを紹介したいと思います。

(1) サービス説明動画・・・45〜90秒
お店のウリである料理、店内、調理風景などを紹介したい場合には、短い尺の動画をシリーズものにして紹介しましょう。
もちろん自分のお店ですから、紹介したいポイントや魅力は沢山あると思います。

ですが、前述の通り視聴者の離脱を避けるには2分がギリギリのライン。
それを念頭に置いて、簡潔な動画を作るように心がけましょう。

(2)プロモーション動画・・・15〜59秒
紹介動画よりも一歩踏み込んだプロモーション動画を作成する場合は、さらに短いものにします。
というのも、プロモーション動画はプッシュ型のアプローチであるので、長すぎると「押し付けがましい、鬱陶しい」という印象を持たれてしまいます。

テレビのCMやWEB広告を見てもわかるとおり、15秒から長くても59秒程度にすることが、最後まで視聴してもらうポイントになります。

また、工夫として60秒=1分ではなく59秒とすることで、視聴者の心理的には短く感じ、動画を見てもらうチャンスも増えるでしょう。

(3)インタビュー動画 ・・・ 60〜119秒
お店を利用してくれるお客様やスタッフのインタビュー動画は少し長めでもOK。
なぜなら視聴者は初めから「お店のことをもっと知りたい!」という想いから、インタビュー動画をクリックするからです。
お店のことを深く知れるのであれば、多少再生時間が長くても最後まで見てくれるでしょう。

とは言え、やはり長すぎると離脱の可能性がその分高くなりますので、ここでも「2分の法則」をお忘れなく。
だらだらと長いものは避け、主要なポイントをぎゅっと詰め込んだ、端的な動画に仕上げましょう。

上記の長さはあくまで目安であり、必ずこれがいい!というわけではありません。
もちろん、短ければいいというわけでもありません。
動画の内容や視聴環境によっても、適切な動画の尺は変わってきます。

ですが、一貫して言えることは、やはり無駄を省いたわかりやすい動画の方が、視聴してもらいやすいということです。
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4.成功事例:Blendtec社

では、ここで動画をうまくマーケティングに使用している例をご紹介いたします。
アメリカの家庭用ミキサーメーカー、Blendtec社です。
とても有名なのでご覧になったことがある方も多いかもしれません。

Blendtec社は、自社のウェブサイト「Will It Blend?」上で、自社製品のミキサーの強度を証明するため、カメラやiPhone、人体模型まであらゆるものを自社のミキサーで粉々にするという動画を、なんと2006年から10年間も公開し続けています。

とても面白く衝撃的な動画はアメリカを始め世界各国で話題となり、国内での知名度は抜群なんだそうです。

とりあえず、百聞は一見に如かず。
筆者お気に入りの動画を2本ご紹介したいと思います。

いかがですか?
最後まで見てしまったのではないでしょうか?

実は、このBlendtec社の動画には隠された秘密が…。

アップされている動画をよく見ると、常に開始後30秒付近で衝撃的なシーン・または惹きつけられるシーンに入っているんです。
これは偶然でもなんでもなく、計算されているタイミングです。
いかに動画の初めの30秒までに視聴者を惹きつけるか、そして最後まで視聴してもらえるかを徹底して研究していますね。

さらに、この動画は面白いだけではありません。
単に悪ふざけをしているわけではなく、自分たちの製品・技術がどれだけ優れているかをきちんとアピールできています。
事実、上記の動画を見て、「使ってみたい!」と思われた方もいらっしゃるではないでしょうか?
(しかも実際に動画配信を始めて、売上は8倍に伸びたそうです!)

このように闇雲に動画を配信するのではなく、きちんと「目的」を考えながら制作・投稿することで、お店の売上は大きく変わってきます。
ぜひ、試行錯誤しながらよりよい動画を作ってみましょう。
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いかがでしたでしょうか?
「見てもらえる動画」のコツ、お分かりいただけましたでしょうか?

繰り返しになりますが、
・動画は簡潔に!
・長くても2分!(※場合による)
・初めのつかみが大切!
この3点を意識しながら、今日からお店の魅力的な動画作りを始めてみてはいかがでしょうか?

この記事はお役に立てましたか?

スタッフ

この記事はWEBホスピタソンの「飲食店動画サポートチーム」のスタッフが書いています。
飲食店動画サポートチームでは、飲食店で動画を活用した集客方法、動画の製作方法、をわかりやすくアドバイスしています。
飲食店集客や飲食店動画の活用でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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