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COLUMNコラム

外食市場調査2018年5月度

株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」(https://www.hotpepper.jp/ggs/)は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2018年5月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。
概況
2018年5月の外食市場規模は3,190億円(前年同月比+17億円・東名阪3圏域計)
12カ月間連続で前年同月超えを達成も、単価は12カ月ぶりマイナス
「焼肉」の市場規模、前年同月超えは14カ月連続でストップ

【今月のポイント】
1.市場規模は前年比+17億円と微増ながら、市場規模は丸1年(12カ月)連続して前年超え
2.「居酒屋」など主要10業態で市場規模前年比プラス。「焼肉」の前年超えは14カ月連続でストップ

2018年5月の外食市場規模は、3圏域合計で3,190億円。前年同月比(以下、前年比)は+17億円で、12カ月連続して前年を上回った。外食実施率と単価が前年比マイナスに転じたものの、外食頻度が前年比でプラスだった影響で3圏域合計の市場規模が前年比プラスとなった。前年に比べ土日祝日の合計が1日少なかったことが市場規模に不利に働いた。全国的に天候は悪くはなかったものの、前年も非常に好天に恵まれていたため、前年比で天候は大きなプラス要因にはならなかったと考えられる。
業態別の市場規模では、主要16業態中10業態が前年比プラスとなった。最も伸びた業態は「居酒屋」(前年比+38億円)で、これで3カ月連続しての前年比プラスとなった。前月まで14カ月連続して前年比がプラスであった「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」は前年比-11億円で市場規模がマイナスに転じた。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
● 2018年5月の外食(※1)実施率は 76.1% (前月比増減 -0.5pt、前年比増減 -1.2pt)
● 2018年5月の外食頻度(※2)は 4.09回/月 (前月比増減 -0.08回、前年比増減 +0.08回)
● 2018年5月の外食単価は 2,474円 (前月比増減 -107円、前年比増減 -3円)
● 2018年5月の外食市場規模(※3)は 3,190億円 (前月比増減 -222億円、前年比増減 +17億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で おこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(2016年4月から2017年3月までH26年人口推計、 2017年4月から2018年3月までH27年国勢調査人口、 2018年4月からH28年人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:+0.2%、首都圏:+0.4%、関西圏:-0.3%、東海圏:+0.1%
【圏域別】
● 外食実施率は、首都圏:76.0%(前年比増減 -1.2pt)、関西圏:75.9%(同 -0.9pt)、東海圏:77.1%(同 -1.2pt)
● 外食頻度は、首都圏:4.23回/月(前年比増減 +0.04回)、関西圏:3.99回/月(同 +0.10回)、東海圏:3.74回/月(同 +0.18回)
● 外食単価は、首都圏:2,536円(前年比増減 -24円)、関西圏:2,495円(同 +68円)、東海圏:2,182円(同 -29円)
● 外食市場規模は、首都圏:1,925億円(前年比増減 -26億円)、関西圏:866億円(同 +33億円)、東海圏:399億円(同 +9億円)
【業態別】(3圏域計)
● 業態別の市場規模は、【居酒屋】(前年比増減+38億円)など10業態で前年を上回ったものの、【スナック、ナイトクラブ、キャバレー】(同-21億円)や【フレンチ・イタリアン料理店】(同-18億円)などで前年割れ。前月まで14カ月連続で前年を上回っていた【焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店】は前年比-11億円とマイナスに転じた。
●【居酒屋】の好調は延べ回数の増加(前年比増減+104万回)の影響が大きかった。

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