【岡山県】"果物の女王"岡山県産「マスカット・オブ・アレキサンドリア」東京・大田市場での初値、1房10万円!
午前7時の初競り前に行われたPRセレモニーでは、岡山から駆け付けた宮地俊明(みやち・としあき)岡山県副知事が、「今年は出荷前の5月が大変好天に恵まれ、非常に香り高く、おいしいマスカットができあがりました。岡山県自慢のマスカットを味わっていただきたい」と挨拶した後、集まった市場関係者約100名に自ら一粒ずつ丁寧に振舞った。
注目の初値は1房10万円。1房単位では過去最高値がついた。今年の冬は寒さが厳しく、生産農家にとっては、ハウス内の温度コントロールが難しく例年になく手間がかかったが、その苦労と熱意が報われた形となった。実際に今日競り落とされたマスカットの中には、糖度の出荷基準である16度を大幅に超える22.4度を記録するものもあり、”出来の良さ”も抜群のようだ。
「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は、豊かな香りと上品な甘さから”果物の女王”と呼ばれ、高級ぶどうの代名詞ともなっている。もともと高温・乾燥地帯のエジプトが原産であり、あのクレオパトラも愛したともいわれている。日本では降水量が少なく「晴れの国」として知られる岡山県で栽培技術が発達した。栽培が始まって今年で132年、今では生産量で国内の90%以上を占める特産物となり、岡山県内では、「アレキ」と呼ばれ親しまれている。
今朝競り落とされた「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は、午後には早速都内の果物専門店の店頭に並び始める。また、6月2日(土)・3日(日)に銀座千疋屋にて、6月9日(土)・10日(日)には千疋屋総本店にて「岡山マスカットフェア」が開催される予定だ。
岡山県産の”果物の女王”「マスカット・オブ・アレキサンドリア」は、まさに今日5月28日から10月末頃まで楽しむことができる。
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