勉強もしてるし、行動力もある。なのに・・・
会社に勤めているときは・・・ 会社から与えられる目標や環境があるし、負けそうなときにゲキを飛ばしてくれる上司がいるし、上手くいったら「よくやったぞ!」と言ってくれる同僚がいる。だから、そこそこ“やり抜く力”を継続して仕事をすすめることができたんです。 しかし、起業すると・・・・ 起業すると、自分と向き合う時間が長く、成果がでるまでに時間もかかる。“やり抜く力”は十分に持ち合わせているにもかかわらず、成果がなかなか出ない。行動力もあると評判の経営者ほど、成果がでない、、、という話しをきくことがあります。「また、新しいことはじめた」「また、やり方変えた」「あれ、もう業態変えたの?」なんて言われる時期は、起業家にとって1つのステップなのかもしれませんね。 僕も、起業当初よく迷っていました。クライアントのことはよく見えるし、アドバイスもできるけど、自分のこととなると「突然視野が狭くなる」感じで、何をやっても成果がでない。なぜ、成果が出ないんだろう、、、と勉強する毎日、寝れない日々、、、どうやったらこのトンネルから抜け出せるのか、、、、 失敗のループに陥ってないか・・・ なぜ?あの成功者と同じことをやっているのに、成果が出ないんだろう??、なぜ、あの成功本の書いている通りに実行したけど、上手く行かないんだろう。そして、もっと他に最良のやり方があるはずだ!と勉強するために出かける。。。実は、成果がでない経営者によくある話しなんです。 成功事例を真似る→同じような結果がでない→成功事例を探す→学ぶ→実行する→成果が出ない→・・・・完璧に失敗のループに陥っている。。。 なんでやろう・・・ 多くの起業家と同じように、僕も悩みました。成功するための知識は習得したはずなのに、行動力も低くないはずや。なのになぜ・・・。あるとき気付かせてくれたのは、「第三者の目」でした。ランチェスター経営の竹田先生に言われたこと、それは、「戦略は見えざるものだから、自社に落し込むためには“考えないとダメ”」というメッセージでした。 つまり・・・・ 成功している経営者の話しや事例は、目に見えない「戦略」の上になりたっている結果なのです。そして、この「戦略」は、この経営者や会社に合っているものであって、自分の会社に応用するためには、「工夫」することが大切だと教えられたのです。 表面的な結果だけみて、それを真似ていた自分と出会い「このままではダメや!」と気付かせてくれたのです。でも、このループって珍しいことではないんですよね。「工夫」のステップをわすれるパターン。学ぶ→実行の繰り返しは成果が出ないんです、学ぶ→「工夫」→実行の繰り返しが正しい。もしかしたら、「工夫」している“つもり”になっていることも多いので気をつけなければいけません。 うちは、オリジナル料理を出している・・・ 飲食店経営者でもよくある話ですよね。「うちは他の店がマネできない料理を出している・・・」とか、「新しい業態を立ち上げた・・・」と聞いて、そのお店に行ってみると、どこかで見た人気メニューだったり、流行の業態だったり。ひどい時は、全く違う業態の人気メニューを集めて、「新業態できました!」なんて言ってる経営者がいたりします。 やっぱり、工夫しないと・・・ 成功事例の経営者とあなたは全くの別物です。あなたの信念や価値観はもちろん、会社の目ざしていることも、スタッフの能力も違いますよね。だから、「工夫」が必要なのです。どうやって自分のお店に取り入れるか?考えないとダメです。 本人は気付かない・・・ 僕もループに陥ったからわかるのですが、自分では自分が見えなくなるのです。『工夫している!』が『工夫しているつもり、、、』になっていることに気付かないのです。だから、成功事例を真似ても成果が出ないんです。うまくいっていることを勉強しても、うまくいかないんです。 もし、あなたがこんなループにハマっているとしたら・・・ そっか!自分は、『工夫している“つもり”かな?』と考えてみてください。第三者の目で見てもらうのもいいかもしれませんね。 さて、あなたは、どうする? ー 勝田耕司 ]]>