空席をなくすために。
おはようございます。
ホスピタソンの勝田耕司です。
飲食店経営者のケチさ、ヘンコさ、ゴウマンさは、常連のお客様はもちろん、既に自分の事を知っているお客様の対応にリアルに現れます。
多くの飲食店は、お店に来るとわかっているお客様に対して、サービスすることを嫌がります。売上が下がっているのは、新規のお客様が減っている!と決めつけて、新しいお客様を集めるためだけに販促費を投入するのです。
僕の友人に、保険の営業マンがいます。彼は、異業種交流会やコンパなど人が集まる場所に行きまくり、これを新規獲得につなげてトップセールスマンの仲間入りを果たしました。
僕の友人に、車の営業マンがいます。彼は、いわゆるピンポン営業(住居に飛び込み営業すること)をしまくって、トップセールスの仲間入りを果たしました。
しかし・・・
彼らのトップセールスマン時代は、長く続きませんでした。なぜでしょうか?
2人の営業マンは、この理由に気付いたとき、行動が変わりトップセールスマンとしての不動の地位を維持しているそうです。
先日、いつもの焼鳥屋に行きました。会計するときに、僕の前のお客様には、「新規のお客様限定特典で、●●%割引とさせていただきます!」という対応。次に僕の会計。「ありがとうございます!」の一言のみ。
これでいいの?僕は、この焼鳥屋に行くことを止めました。あなたならどうする??
外食の敵だ!といわれるコンビニでは、レジ会計のときに必ず言われることあります。それは、「●●ポイントカードはお持ちですか?」という一言。彼らが、徹底していつものお客様の囲い込みをしていることから、目を背けてはいけません。
数少ない勝ち組の飲食店では、独自のポイントカードや会員カード、LINE@の友達になりませんか?というアプローチをはじめていることも、あなたは知っています。
それでも、あなたは、新聞折込チラシに、“新規のお客様限定”と入れますか?
そろそろ、はじめませんか!いつものお客様に、もう1回来てもらうためのアプローチを。こう聞くと、販促?何やる?どれくらいお金かける??って考える人がいるかもしれません。
いやいや、いつものお客様をどうやって喜ばせようか?、何をしたら“彼らの心をワシ掴み”にできるか?って考えてみましょうよ。笑顔の一言かもしれませんし、「常連のあなただけに」と言って裏メニューを食べてもらうことかもしれません。
いづれにしても、常連のお客様が外食の話しをするときに、あなたのお店やあなたのこと、あなたのお店のスタッフのことが話題になるようにするにはどうしたらいいか、と考えるのです。
そう、いつも来てくれるお客様たちの生活の一部にあなたがいる。
こうなったら、あなたのお店から空席が無くなります。
さて、あなたはどうする?
ー勝田耕司