社会の劇的変化を透明資産で勝ち抜く時代がやってきた!/「日進月歩」ではなく「秒進日歩」に対応
情報化社会が進展し、私たちの暮らしは大きく変わりました。あらゆる情報が瞬時に伝達され、情報の主体は企業レベルから個人レベルへと移行しています。今やm、誰もが情報を提供・受信できる立場になり、デジカメ化も加速しています。
そのような現代で、求められているのは「日進月歩」ではなく「秒進日歩」です。日進月歩とは、日々、絶え間なく進歩しているということを意味する言葉です。また、進歩の度合いが急速であるという意味を含んでいます。
日に日にテクノロジーが進化している現状では、日進月歩を意識して行動する必要があるのですが、すでにそれだけでは不十分になるつつあります。なぜならあらゆるものが、日々、ものすごいスピードで変化しているからです。
たとえばスマートフォンの誕生は、私たちの暮らしを大きく変えました。かつて、大きくそして高額なパソコンでしかインターネットにつなげなかった時代からすると、まさにイノベーティブな進化です。
そうした現状をふまえると、これまでのような日進月歩では対応できない可能性があります。ただ素早く変化するのではなく、これまで以上に早く、そして的確に変わっていくことが求められています。そのヒントとなるのが「秒進日歩」です。
秒進日歩とは、日進月歩よりもさらにスピードを早めた改善の在り方です。日々、変わっていくだけでなく、それこそ1秒ごとに変化を求められるのが秒進日歩の発想です。特にテクノロジーに関連する事業者であれば、必須の考え方でしょう。
たとえば、人はおおむね1歩1秒で歩きます、もし店舗い20名におスタッフが居た場合、導線を工夫して1秒あたり2秒分の業務ができるようになれば、20歩分の改善になります。そのような進化を、日々の業務改善に取り入れることが大切です。
世界の大国同士でしのぎを削られている宇宙開発などはまさに、秒進日歩が求められる領域です。他国よりもいち早く新しい技術を開発することができれば、アドバンテージを獲得することはできず、その点において秒速での進化が求められます。
もちろん、秒進日歩が求められるのはテクノロジーや宇宙開発の分野だけではありません。さまざまな情報が錯綜するビジネスの現場では。常に変化が求められます。当然、マーケティング施策についても同様です。
時代が変わり、社会が変化しているのにもかかわらず、お客さまとの接点をこれまでのいあり方から変化させていなければ、望ましい成果を得ることはできません。少なくとも、選ばれるようなお店・企業にはなりません。
そうではなく、これから先も事業を発展させていくのであれば、変化のスピードを早めてください。もちろん、ただ変化するというのではなく、世の中の空気や雰囲気をつかみつつ、自分たちが提供できる価値を再考してみるのです。
すでに、1週間前と3日前のニーズには、ズレが生じている可能性があります。もっと言えば、ひとつの情報で瞬間的にニーズが変わってしまうことがあります。それだけお客さまが求めているものは、1秒1秒変わっています。