メリットのある“独自の売り・強み”を明確にする方法
皆さんは「あなたの店舗の『USP』は何ですか?」と聞かれた時、すぐに答えられますか?
USPは飲食店の集客に非常に重要なポイントです。
USPとは、Unique Selling Propositionの略で、ユニークな販売提案、つまりは独自の売り、強みを意味するマーケティング用語です。
●USPは飲食店の集客、収益向上の近道
最も有名なUSPの成功例はドミノピザが打ち出した「30分以内にお届け。届かなければ無料」でしょう。当時としては類のないUSPは話題を呼び、これをきっかけに同社は業界トップクラスの地位を築きました。もしこれが「ピザを1番早くにお届けします」であったならば、それほどお客様の支持を得ることは無かったでしょう。
お客様は、その飲食店を利用することで得られる「特別なメリット」を常に求めています。
他店には無い、その店舗だからこそ行きたいと思ってもらえる魅力的なUSPを掲げることが、販促効果を高め、WEB集客を増やし、着実に収益向上へとつながっていくのです。
●身近なヒント
USPを明確化する眼前の目標は、お客様に最終候補として自店舗を選んでもらうことにありますから、身近なヒントは来店されたお客様にあります。「なぜ他店ではなく、自店を選んでくれたのか」を聞き、それを生かしていきましょう。
●USPを明確にする3つの要素
① 誰に?(具体的なターゲット)
特定の範囲に狙いを定める。女性限定、富裕層向け、ペット連れ専用等。
② 何を?(ユニークなメリット)
○品揃え、割引、利便性、新メニュー、支払った金額以上のサービス等々。その中で1番を目指す。
○競合店にないメリットを提供、もしくは飲食業界で未だ満たされていない需要に応える。たとえば、セブンイレブンは日本のコンビ二で初めて24時間営業を開始したことで、他店にないメリットを提示し、早朝から深夜の需要を満たしました。見事なニッチ市場の開拓となり、多くの顧客を獲得しました。
③ どのように?(ユニークな特長)
「ユニークなメリット」で差別化を出すことが難しい場合は、「特長に個性を持たせる」ことで差別化を図ることができます。1万分の1頭のブランド和牛を使用等。
上記、1~3に一貫性を持たせつつ、他店との差別化を図っていきましょう。
USPを決める際、常に意識すべきは「売主目線」ではなく、「お客様目線」であることです。お客様の興味があることは、店舗側の行いたいことではなく、その店舗に行くことで自分がどんなメリットを得られるか、であることを忘れてはなりません。
自己満ではなく、客満(お客様の満足)を目指し、効果的なUSPを追求していきましょう。
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この記事はWEBホスピタソンの「飲食店動画サポートチーム」のスタッフが書いています。
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